妊娠や出産、加齢によって起こる膣のゆるみ。性交時の違和感や痛みだけでなく、放っておくと症状が進行して膣や子宮が下がってくる骨盤内臓器脱になってしまう恐れもあります。
そこでおすすめなのが膣のゆるみを改善して締まりをよくし、性感のアップも期待できる膣トレです。
今現在膣のゆるみが気になっている人はもちろん、予防したい人、性生活を充実させたい人もぜひ実践してみてくださいね!

膣のゆるみを改善する膣トレって?

膣のゆるみは、文字どおり骨盤の底にあるベルト状の筋肉群の筋力が、疲労や加齢によって衰えてしまうことで起こります。膣や膣周辺、膀胱、肛門などを締める働きのある筋肉なので、ほとんどの場合膣のゆるみには尿漏れや便秘といった症状が一緒に表れます。

しかし、筋肉である以上、他の部位と同じようにトレーニングをすれば、筋力が回復して膣のゆるみやその他の症状が改善されることは十分期待できます。また、骨盤底筋群の筋トレ=膣トレは、膣の締まりがよくなるため、最近ではセックスの満足度を高めたい、性感をアップしたい女性の間でも注目されているのです。

膣トレのやり方

膣トレにはすぐに始められることから、専門医での手術まで、さまざまな方法があります。これから膣トレを始めるという人は、まずは自宅でできるエクササイズを試してみましょう。

ケーゲル体操

「骨盤底筋群体操」とも呼ばれ、産後のエクササイズに最適と、産婦人科でも勧められている方法です。この体操のメリットは、場所や時間を選ばず自分のペースでできること、そして費用がかからないことです。

  1. 脚を肩幅くらいに開く
  2. 息を吸いながら、5秒くらいかけて膣や肛門を体の上の方へ引き上げるように力を入れて締める
  3. そのまま息を止めて5秒間キープ
  4. 息を吐きながら、やはり5秒かけてゆっくりゆるめる
  5. ①~④を1セットとして、1日に5~10セット行う

 

この運動は立っていても、座った状態でもできます。寝転がっていてもOKなので、家事や仕事をしながら、くつろいでいる時間に、など、気がついた時に行うようにすると続けやすいでしょう。

ただし、1ヶ月継続しても効果が感じられない場合は、他の方法を試したり、婦人科や女性器形成外科で相談することをおすすめします。

膣トレ用の器具を使う

膣トレ専用の器具も発売されています。ボール型や棒状の器具を膣に挿入して、落ちないように締めて使います。形や形状、重さはさまざまなので、自分の膣の状態に合わせて選ぶとよいでしょう。まずは軽めのものから始めてみてください。

レーザーや超音波などの施術を受ける

女性器形成外科や美容外科では、膣のゆるみを改善するための治療を受けることができます。超音波やレーザーを照射して、膣壁のコラーゲンの生成を促進したり、細胞の再生を促すことで弾力を取り戻し、膣の締まりをよくする効果があります。

費用はかかりますが、痛みや副作用がなく、確実に効果が得られるのがメリットです。

外科手術

膣のゆるみを根本的に解消したい人や、外から膣壁の一部が見えるほどゆるんでいる人には外科手術が向いています。ゆるみがひどい場合は、ケーゲル体操や器具を使ったエクササイズで改善するのは無理だからです。

健康保険が適用されないので、費用は高額になりますが、膣壁のゆるんでいる部分を切除・縫合するため、出産前のような状態に戻すことができます。

膣トレで今日からゆるみ対策!

膣のゆるみは放っておいてもよくなるものではありません。気になる人はもちろん、「もしかしたら」と思った人も、今日からでも対策を実践してみてください。また、セルフケア以外の方法を試したい、どの程度ゆるんでいるか知りたい場合は、専門医で相談することをおすすめします。早めに対策をすれば、それだけ効果も早く実感できますよ。