膣のゆるみ対策として、まず取り入れたいのが骨盤底筋群の筋力をアップするためのトレーニングです。思い立ったら場所や時間を選ばず、すぐに始められること、コストがかからないことで、予防のために実践している人も少なくありません。
今回は、骨盤底筋群のトレーニング法について詳しく解説します。

膣のゆるみをチェックするには?

膣トレを始める前に、まずは膣のゆるみをチェックしましょう。「妊娠も出産もしていないし、まだ若いからそんな心配はない」という人も油断は禁物です。なぜなら、膣がゆるんでしまうのには他にも、

・運動不足
・肥満
・便秘
・姿勢が悪い

といった原因があるからです。

膣のゆるみをセルフチェック!

手をきれいに洗い、指を2本、膣に挿入します。その状態で膣に力を入れてみてください。指が圧を感じれば、まずはゆるんでいる心配はなさそうです。

婦人科や女性器形成クリニックなどでは、膣圧計を使って正確な値を測定してもらえます。どの程度ゆるんでいるか知りたい人、セルフチェック法で締まりを感じられなかった人は、一度相談してみてください。

膣トレで期待できる効果

膣トレは近年、エクササイズの一つとして、幅広い年代から注目されています。若い世代ではセックスの感度を上げたり、より締まりをよくしたりする効果があると人気が高まっています。

出産経験のある女性や、ある程度の年齢になった女性の間でも、主な目的である膣のゆるみの予防・改善以外に、パートナーとの性生活をより充実させるためにと積極的に取り組む人が増えています。

また、膣トレで骨盤底筋群を鍛えることで血行が促進され、冷え性や生理痛の緩和にも効果が期待できます。

トレーニングの方法は?

膣トレ(骨盤底筋群のトレーニング)には、

・ケーゲル体操
・器具を使ったトレーニング
・専用の機器による施術

などがあります。
自分の膣の状態やライフスタイルに合わせた最適な方法を選ぶのが成功のコツです。

ケーゲル体操

最もベーシックな膣トレの方法です。産婦人科でも産後の女性向けに指導していることからも、効果のほどがうかがえますよね。

  1. 膣や肛門を体の上の方へ引き上げるつもりで締める
  2. 5秒間キープしたらゆっくりゆるめる

 

これを1セットとして、1日5~10セット行うだけです。立ったままでも、椅子に座ってもできるので、場所を選びません。

最初は力の入れ方がわかりにくいかもしれませんが、心配な時は尾てい骨や会陰に指をあててやってみてください。正しく締められていれば、筋肉が動くのがわかるはずです。

ただし、効果が実感できるまでには少なくとも1ヶ月は継続する必要があります。また、ゆるみが改善されたから、とやめてしまうとまたゆるんでしまう可能性もあるので、予防を兼ねて続ける方がよいでしょう。

1ヶ月しっかり実践したのにまったく変化が感じられない、という人はケーゲル体操で改善できる段階ではないかもしれません。他の方法を検討する必要がありそうです。

器具を使ったトレーニング

膣トレ専用の器具を膣に挿入して行う方法です。ボール型や棒状の器具を落とさないように膣を締めることで、骨盤底筋群のトレーニング効果が期待できます。

ケーゲル体操よりも力の入れ方がわかりやすく、慣れてきたら負荷を大きくすることでさらにトレーニング効果が高まるので、膣トレ初心者にもおすすめです。

専用の機器を使ったトレーニング

女性器形成クリニックや美容外科では超音波やレーザー、磁力を使った機器による施術が受けられます。例えば、「ペルビックトレーナー」というマシンは、磁界によって発生したインパルスが膣周辺の筋肉を刺激して収縮させることでトレーニング効果が得られます。約20分間、服を着たまま座っているだけでよいので、運動が苦手という人には嬉しいですね。

その他にも、超音波やレーザーで皮膚層や筋層に熱エネルギーを届けて、古い組織の破壊・再生を促し、膣のゆるみを改善する「ウルトラヴェラ」や「インティマレーザー」といった治療機器があります。

いずれも健康保険が適用されないため、費用が高額、複数回の施術が必要といったデメリットはありますが、効果が早く、確実に得られることで人気があります。

膣トレでゆるみを予防&改善しよう

膣のゆるみは適切なトレーニングによって改善が可能です。まずはすぐにできる体操から始めてみてはいかがでしょうか?また、今はゆるんでいない人も、予防や性生活の充実のために取り組んでみてもいいですね。毎日続ければ、きっと効果が感じられるはず。
ただし、継続してみたけど変化がないという人は、専門医で相談してみてくださいね。